業務内容
医療ソーシャルワーカーの業務内容
医療ソーシャルワーカーは倫理綱領・業務指針に基づいて支援を行う専門職です。 『医療ソーシャルワーカー業務指針』(厚生労働省)では、医療ソーシャルワーカーの業務として以下6つの業務が示されています。
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療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助
患者様、ご家族が安心して療養できるよう、心理的、社会的問題のご相談に応じ、問題の解決に必要な援助を行います。育児や教育、就労に関わる不安や家族、人間関係の調整、また患者様の死によるご家族の精神的苦痛の軽減、生活の再設計への援助をします。
(相談例)
・病気の告知を受け、不安でどうしたらいいかわからない
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退院援助
主治医をはじめ院内スタッフと連絡・調整を行いながら、退院時期、活用できる社会資源、介護ができる条件などのさまざまな状況を確認し、在宅復帰へ向けた支援を行います。また在宅への退院が難しい場合、適切な転院先、施設などのご紹介、転院の調整をします。
(相談例)
・退院後介護が必要になったので、介護サービスを利用したい
・障害が残ったので、利用できる制度などについて知りたい
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社会復帰援助
退院後の社会復帰が円滑に進むように、患者様の職場や学校などと調整を行い、復職、復学を支援します。
(相談例)
・抗がん剤治療を継続しながらの職場復帰に不安がある
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受診・受療援助
患者様やご家族様に対し、受診や受療の援助を行います。患者様の状況に適した医療の受け方、病院、診療所等の情報提供を行ったり、必要に応じ診療に参考となる情報を収集し、医師や看護師へ提供をします。
(相談例)
・主治医から病状の説明を受けたが、うまく聞き取れなかった、質問できなかった
・入院治療が必要と言われたが、母子家庭の為、子供たちの世話を考えると入院はできない
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経済的問題の解決、調整援助
患者様が医療費、生活費に困っている場合に、福祉、保険等の諸制度を活用できるよう支援します。
(相談例)
・入院したが医療費が支払えるか心配
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地域活動
患者様のニーズに合ったサービスが地域において提供されるよう、関係機関と連携しながら、地域の保健医療福祉システムづくりに貢献します。地域の患者会、家族会、ボランティア等の育成、支援をしたり、高齢者や精神障害の方が地域で安心して暮らしていけるよう地域の理解を求め、普及を進めます。
〔厚労省『医療ソーシャルワーカー業務指針』より〕
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