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会長会からのお知らせ

2016年度 第1回 役員会【議事録】2016/8/21

2016年度第1回 役員会【議事録】

日 時:2016年8月21日(日)10:00~15:00
会 場:日本医療社会福祉協会事務所 会議室(新宿区住吉町8-20四谷ヂンゴビル201)
参 加:関 建久(北海道)・中井正江(群馬県)・坂詰明広(新潟)・大坪隆成(岐阜)・藤田譲(大阪)平田正彦(広島)・和田有加(香川)・井元哲也(大分)・早坂由美子(日本協会)木川幸一・甲斐亮太(事務局)  
  
1 代表挨拶
藤田代表より開会の挨拶がなされた

2 各地の動きについて情報交換(協会・地域ごとの動きなど)

・九州:熊本地震支援・九州大会開催などについて大分県協会井元会長から報告がなされた
・中国:第50会中国大会・SWデイ結果などについて広島県協会平田会長から報告がなされた。
・北信越:SWデイ結果、北信越医療ソーシャルワーク研究会、新潟市在宅医療介護連携ステーションなどについて新潟県協会坂詰会長から報告がなされた。
・東海:SWデイ結果、岐阜県介護医療連携推進協議会、岐阜県協会一般社団法人化などについて岐阜県協会大坪会長より報告がなされた。
・日本協会:熊本地震支援、厚労省健康局がん疾病対策室への相談支援専門官MSW配置(2年任期)、「誰もが支えあう地域構築に向けた福祉サービスの新ビジョン」に関する課題、社会福祉士会との今後などについて日本協会早坂会長より報告がなされた。
・関東:SWデイ結果、県の人材育成基金・研修会開催などについて、群馬県協会中井会長から報告がなされた。
・四国:四国における災害対策としてのガイドラインの作成、四国ブロック(愛媛県協会30周年)などについて香川県協会和田会長より報告がなされた。
・北海道:社会福祉士専攻の学生対象セミナー、社会福祉士会・PSW協会・M協会・介護福祉士会合同の交流会・学術交流会、全国大会の準備状況などについて北海道協会関会長より報告がなされた。
・関西:一般対象のシンポジウムを開催、地域包括ケア、会員の「退院調整加算から退院支援加算への移行に伴う準備・業務量の増大」に関する現場の困難状況などについて、大阪府協会藤田代表から報告がなされた。

3 会長会のあり方と方向性、運営について

・役員会を設ける形になってから5年目、会長会運営・会議の準備などの他、各県のご協力をいただきながら調査も実施できた。
・48協会揃ったところで、今までの色々な話しなどをまとめ「会長会としてそれぞれの協会が良くなっていくような活動」や「各協会を元気付ける・それぞれの協会のお役に立つ」ためのグループになっていく事を一つの方向性と考える。
・それをもとに、昨年の11月には地域包括ケアをテーマに会長会を研修会の形で開催し「各地の事情がわかる・それぞれの動きもわかる」また「こういう事をやっていかなければならないのかがわかった」という風に好評を頂いた。この流れで今後の会長会のあり方・運営を考えたい。
・先ほど情報提供のあった「これからのSWのビジョン」というのは、今後はSWが資格だとか働く場所などで集まるのではなく、患者さんや利用者さん中心に「対人援助技術者」という事で集まらないと、もう障害だとか高齢だとか医療だとか言っていると支えられなくなるのではないかという事が書かれてあると思う。
・「会のために何かをするのではなく、社会の為に何ができるか」を考え・示す時代なのではないか。
・すぐには難しいかもしれないが「対人援助職でまとまる」という方法でSWがまとまる事が、遠い将来に「本来の姿」としてあるのではないか。
・昨年の地域包括ケアシステムに関するGW、有意義だったと思う。全国的に必要な事が共有できた。
・いま、退院支援という名のベットコントロールの促進で「病院のために一生懸命働くワーカ  ー」が、所属組織からの役割期待で「退院係SW」「病院寄り」のSWとなってしまってはいないか?
・「時間の提言」によって現場の改善が期待出来るのではないか。「件数」ではなく「時間」で提言できると良い。
・少し古いデータだが、日本協会の調査研修部で“一人の患者の退院支援にかかるスタンダードな時間”を出した際、たしか3.8時間だった。
・一般的な「プラットフォーム」は必要。「一般的には退院支援にはこのくらい時間がかかるものなんですよ」という…。
・会長会で、退院支援加算のそういった調査・共通フォームでやりませんかとの提案はできないか?
・各県協会の、会員のためにもなるアクションだと思う。
・何のために、何を意図して調査をするのかが明確である必要があるのでは?
・実態を共有する…実態からまず問題は出てくる訳なので…実態調査から。
・実態調査をした上でどうする・どうあるべきだという議論ができれば良いのでは?
・「退院支援加算」はいま外せないテーマだと思う。実際にはどういう風に運用されているのか?加算本来の意図と実態は少し違ったりするのではないか。
・そこを考えるならば何らかの仮説が必要では?そのためには目標が必要なのでは?
・現実的には、今の会長会でそこまで目標にするのは少し難しくないか?実現可能な設定が良い。

『大阪協会:学習会開催にあたり実施した調査結果にみる会員の意見(藤田代表より)』
→ 主治医からの説明がないのに退院支援の話が先行する仕組みになっている…
→ 加算ありきの動き・発想に振り回され「本来のSWではないのでは?」の想い…
→ もう少し自分たちMSWの業務を反映した形で評価して貰えたらいいのに…
→ 看護師とどう協働していったいいのか…既にもう看護師に引っ張られてしまっている…
→ 増員してもらえず、単純に人が足らず算定できていない…なかなか組織の理解を得られない。

・退院支援加算の算定による、光と影の両面があるのではないか?
・良い面もある。多くの患者に会えるようになった(病棟担当の意義)。チャンスと捉えてうまく使いたい。
・「退院支援の職員という看板」だけれど、退院支援“だけ”をやる訳ではないといった意識?
・政策に資するとまでは難しいかもしれないが、実態調査を県レベルでやることで、各県がしっかり集めてデータで出せると、いろいろな所で話もし易いのではないか
・同じ調査表を使ってやっては?自分たちも病院で話をする時に「全国的にもこれくらいの時間がかかっているので、ワーカーはこの人数は必要なんです」といった話もできるかもしれない。
・各県協会にとって有意義、また県協会会員の関心も高いと思う。役員会として会長会に提案してはどうか。
・危うい退院支援の事例が存在していることはすでに明確になっていて、今後それがさらに拡大する「可能性」は否定できず、その時にSWはそれを放っておいて良いのか…ということ。
・そこの施設にはダメだということがわかっていても、そこを使わざるを得ない現状もどうしたらいいのか…じゃあどうするのか?という面がある。批判することは自由だし簡単だけれども。
・退院支援、「退院支援加算」はワーカーの診療報酬だったのに、それに対してワーカーが声を出さないというのは、現実が良かったのか悪かったのかを含めて声を出さないと、黙っているということは良いも悪いもなく、そのまま容認したということになってしまうのでは。
・会長会の目的は、やはりSWをどういう風に発展させていって、人々の生活を支えられるかとか、生活が良くなるか…という視点で県協会が活動できるようになるための支援を行うことになるだろう。
・調査、やはり必要なのでは?実態調査「まで」で。「会員に正しい情報提供をする」を目的に。
・調査の前に、12月の会長会でその「退院支援加算」に関する意見とか、新しい加算になって、業務の取り組みはどう変わったかとかいう事を、まず先に各県である程度集約していただいて、それをもとに12月に議論しつつ「会長会として取り組むべき次のステップは何か」という検討をしてはどうか。
・昨年度の「宿題」のような、各県の状況を確認した上で参加してもらえれば…。
・それを持ち寄ってグループワークをして、会長会としての次のステップを考えたら如何でしょう。それが調査という方針になるかどうかは議論の結果次第かもしれない。
・各県の実態や状況を共有できると、12月の会長会自体も活発な議論が期待できるだろう。
・会長会でこういう話をするので、ある程度情報を持って来て下さいとお願いをしてみては…。
・「県協会の役員会で協議」が必要な協会さんもあるので、「お持ち帰りいただいて是非ご協力ください」といったところでお願いできれば…
・では、退院支援加算を巡る実態把握をすべく、会長会役員会から調査を提案でいいか?→承認
・それは、いつぐらいに発送というか情報収集のお願いをしますか?12月10日の会長会でやりますのでという…。
・議事録ができるタイミング…まあ10月…日程と日時はもう先に知らせて、内容などについては議事録とともに10月初旬くらいにアナウンスして…。
・会長会当日の内容・事前の情報収集は何をお願いするか…という辺りは今日きめられるか?!
・「退院支援加算を巡る、特にMSW業務への影響・効果・課題」を可能な範囲で調べてきてもらう。それを基に、当日議論。調査票については、大阪の例をたたき台にして役員MLでまとめていく。この進め方でどうか?→→承認

4 第18回全国会長会会議について

 〜議題の提案(三重県協会より)〜
・三重県協会からセット加入について意見交換の提案あり。認定医療社会福祉士の取得にあたって、日本協会とセット加入した協会にはポイントを取りやすくという仕組みについて。
・北海道も群馬も、県協会の研修に関してはほぼシラバスを出しているので、セット加入によるポイントのメリット云々は、実はあまり関係がないと思う。
・セット加入のメリット・デメリットなどについて情報提供・共有をご希望であれば、時間が限られているので、今回はMLで三重協会から直接お尋ねいただくことでどうか?必要あれば、会長会や懇親会にて個別にお尋ねしてもらうことも可能。→その内容で事務局よりお伝えいただくこととする。

5 その他

・北海道大会における会長会企画の提案について(北海道協会 関会長)
 全国大会の際、会長会の企画をやりたい。会長会企画ということで協会の運営などに関する本音の議論ができれば。
→ 北海道大会の会長会企画はすすめていただく事で役員会にて承認された。
会長会企画(案) シンポジウム (90分)
タイトル:協会活動を考える -会費や研修参加費はいくらが妥当? 協会は会員へメリットを提供すべきなの?-
担当:全国医療ソーシャルワーカー協会会長会(県協会会長4名程度)
開催趣旨:全国会長会が創設しはや10年。昨年全国都道府県協会の全加入が実現した。            
各県協会の情報交流が盛んとなると共に気になるのが組織の運営方法だ。
研修会に会員が集らない、組織力が不足している。活動の出発点となる会費額、入会のメリットを気にする会員。
勇気ある複数の県協会会長にご登壇頂き、協会活動の水面下に横たわるいくつかの課題を本音トークで議論する。
県協会の理事の方必見です。

        
6 次回第18回会議のプログラム(案)

 日時:平成28年12月10日(土) 10時〜16時
 会場:大阪府社会福祉会館403号室
 内容:退院支援加算に関する意見交換・グループワークなどを予定
(以 上)