お知らせ
2月17日朝日新聞朝刊の記事について
会員の皆様
2月17日朝日新聞朝刊に掲載されました『介護度に応じ高齢者に「値付け」』と題する記事の中で、我々医療ソーシャルワーカー(MSW)に関する記載がありました。その内容について、MSWに対する国民の信頼を傷つけ、その支援を受けている患者・家族の不安を助長しかねない内容でしたので、MSWの名誉のためにも別添の『申し入れ書』を送付し朝日新聞社に対し抗議致しました。
一方で、一例でも記事にあるような紹介業者と不適切な関係を持つことは、専門職として絶対に許されません。私たちの業務は、「医療ソーシャルワーカー業務指針」に規定されており、特に「退院援助」は、診療報酬にも反映され、社会福祉士を含む退院支援職員の専門職による支援に対し報酬が与えられるものとなっていることを改めて認識して下さい。業務を紹介業者に丸投げしたり、見返りを求めるようなことは、倫理綱領に違反するばかりか、診療報酬を得る根拠も危うくします。
業務遂行にあたっては、「ソーシャルワーカーの倫理綱領」及び「医療ソーシャルワーカー行動基準」「医療ソーシャルワーカー行動基準ガイドライン」を遵守し、ソーシャルワークの知識、技術の専門性と倫理性の維持、向上が責務であることを今一度、皆さんと確認したいと思います。
会 長 野口 百香