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お知らせ

「令和6年度依存症リカバリーソーシャルワークチーム報告書」について

 当協会では、平成29年より一般医療機関のソーシャルワーカーを対象とする依存症リカバリーソーシャルワーク研修を開始し、令和2年度から社会貢献事業部に「依存症リカバリーソーシャルワークチーム」が結成され、一般医療機関に潜在するアルコールに関連する「治療ギャップ」「相談支援のつながりにくさ」「偏見差別」の解消を合言葉に普及、調査、研修活動を通して依存症民間団体の一翼を担っています。
 医療ソーシャルワーカーはアルコール関連問題に関わりながらも、実践研修を受ける機会が少なく、依存症支援に必要な知識や技術の不足が課題となっています。早期発見、早期介入が出来る立場にありながら、積極的に介入できていない課題も依然としてあります。
 令和6年度も、チームの活動は、厚生労働省依存症民間団体支援事業の助成を受け行いました。特に能登半島地震が起こったことを契機に、「被災地支援とアルコール関連問題」に焦点を絞り、これまで被災地でのアルコール関連問題に支援経験のあるソーシャルワーカーを対象にした質的調査を実施しました。また、社会貢献事業部の災害支援チームの皆様にも力をお借りし、潜在する依存症に対して発揮すべきMSWの実践力を高める研修の実施や、将来的な研修の汎用化を目指した活動を展開しました。
 事業報告書には、研修講師の講演録や、研修に参加してくださった能登半島で活動するソーシャルワーカーのみなさんの声なども掲載しています。ぜひ一度ご覧いただければ幸いです。