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SW関連情報

厚生労働省健康局がん・疾病対策課からのお知らせ

厚生労働省健康局がん・疾病対策課からのお知らせ がん患者に係る要介護認定等の申請に当たっての特定疾病の 記載等についての標記件に関する情報
   第3期がん対策推進基本計画では、在宅緩和ケアにおける医療と介護との連携について、65歳未満のがん 患者が要介護認定の申請をする際には、「末期がん」を特定疾病として申請書に記載する必要があるが、実際には記入しづらいため、利用が進まないとの指摘を受け、取り組むべき施策として、国は、要介護認定における「末期がん」の表記について、保険者が柔軟に対応できるような方策を検討する。 としておりました。  本計画に基づき、老健局と協議をし、検討を進めてまいりましたが、2月19日に、老健局より都道府県の介護保険主管部局へ、事務連絡「がん患者に係る要介護認定等の申請に当たっての特定疾病の記載等について」を発出いたしましたので、ご報告いたします。 https://www.mhlw.go.jp/content/000480885.pdf  これまでは、申請時に「末期がん」を特定疾病として記載するよう求められることがございましたが、第2号被保険者が要介護認定又は要支援認定の申請をするに当たり、特定疾病の名称の記入に係る取り扱い等について、単に「がん」と記載されたもので申請を受理しても差し支えないことが示されました。  また、申請窓口において、特定疾病に該当する「がん」の状態であるかを確認する際に、「末期がん」等の表現による確認はせず、当該者の心情に配慮した対応をいただくよう自治体へお願いしました。  あわせて、弊省ホームページにございました特定疾病のがんの説明における「末期がん」の記載を削除いたしました。 https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/nintei/gaiyo3.html  当課から、がん診療拠点病院には、都道府県を通じて、また、がん専門相談員の方には国立がん研究センターがん対策情報センターを通じて、周知いたしますが、MSWの皆さまは、該当する患者さんへ、介護保険の申請をご案内いただくことが多いと存じますので、貴協会へご案内させていただきました。  介護サービスの利用を必要としておられる患者さん、ご家族が、申請にあたって少しでも抵抗感なく、手続きできるようにするため、厚生労働省としても、自治体や、関係団体等へ周知してまいりますが、機会がございましたら、MSWの皆さまから、院内外の関係者の皆さまへ、お知らせいただければ幸いです。  自治体窓口での対応が変わっても、病院での案内が同じでは意味がないので、MSWの方にもご協力をお願いいたします。  小さな一歩かもしれませんが、患者さんやご家族の生活の質向上につながっていくことを願っております。